
【山西】漢の時代の古墓を発見
山西省の河津市ではこのほど古代の墓が発見され、地元の文物専門家の鑑定により、約2000年前に築造された墓であることが明らかになった。
この墓は河津市の百底村に位置し、108国道の改造工事中に発見されたものである。専門家によれば、この墓は中国の漢(紀元前206〜220年)の時代の普通の煉瓦構造や石造りの墓と違い、棺を安置する墓室のほかに墓の入口のとびら、甬道などもある。
墓からは完ぺきに保存されている炊事用具が出土し、陶製のかまど、皿、杓子、小型の陶製のかまどなどが含まれている。この発見は漢の時代の経済、文化、生活を研究する上で一定の価値があると、専門家は語っている。
墓の発見後、地元の文物部門は即刻保存のための発掘を行ったが、墓誌などのような文字の記録が発見されていないため、具体的な年代と埋葬されていた人の身分も分かっていない。現在、発掘・整理作業が進行中である。
「チャイナネット」2003/08/06
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