【四川】「三星堆マスクフェスティバル」、5月から開催


四川省・広漢市の三星堆で恒例の国際的な「マスクフェスティバル」が5月のゴールデンウイークに幕を開ける。開催期間は来年3月まで。同市党委員会と市政府、三星文化観光発展公司の共催。世界各国・各民族のマスクやお面が展示されるほか、様々な出し物やコンクールなども催される。観光客は延べ80万人が見込まれており、16カ国から芸術団などが参加の予定。 

マスクは人類と共生する文化的現象、人類が共有する文化遺産でもあり、人類初期の芸術作品として狩猟や戦争、祭祀、舞踏、演劇などに幅広く使用されてきた。人類学や民族学、宗教学、考古学的にも研究価値は高い。専門家は「今回のフェスティバルでは、世界的に悠久の歴史があり、文化的にも内容が豊富で、連綿と続いてきたマスクの文化を掘り起こすとともに、三星堆で出土した青銅製のマスクを中心に、古代インドやエジプト、世界各地の博物館や収蔵家が所有するマスクなども出品される。世界のマスクの歴史や文化、その比較や制作、販売などについて検討・研究する場となる。広漢市はこの活動を通して『マスクの国際都市』建設をめざす」と話している。 

マスクフェスティバルでは様々な催し物が計画されており、主催者は開催を契機に本格的な観光立地に期待を示している。 

「チャイナネット」