
【北京】SARS感染予防、実験室の管理を強化
シンガポールで発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)患者について、感染場所が実験室だったことがこのほど確認された。これを受け、SARSが流行した北京市では、実験室の感染予防管理が強化された。
実験室内での感染や、実験室での不適切な管理によるSARSの伝染を避けるため、中国予防医学科学院はこのほど、「SARS実験室の安全管理に関する操作指南」の草案を発表し、草案に対する意見や提案を一般から募集する。草案では、(1)SARSの予防・治療と研究の活動を行う実験室では、SARSウイルスや標本の管理は、2人で行い、鍵は2カ所設置する(2)研究員は実験後、高圧洗浄が可能な器具やサンプルは実験室内で高圧洗浄により消毒する(3)SARS実験用サンプルの短距離の運搬は、専用車両と専門職員で行う――などの内容が明確に規定されている。
「人民網日本語版」
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