【四川】阿は自治州を国際観光地に


 解放前に紅軍が行った長征の経由地として知られる四川省の阿は(土に覇)チベット族チャン族自治州。ここで今、九寨溝や黄竜の2カ所の世界自然遺産、臥竜パンダ保護区などを中心に「大九寨国際観光地」を建設する計画が進んでいる。

  四川省政府はすでに戦略計画の策定を終えており、同自治州も観光開発区管理委員会や開発有限責任公司を設立した。

  阿はチベット族チャン族自治州は長江と黄河の上流に位置し、多様な観光資源に恵まれている。九寨溝や黄竜、臥竜パンダ保護区、達古氷河、若爾蓋大草原、桃坪姜村、卓克基官村、紅軍長征記念碑園など、すでに確認された自然景観や名所旧跡は116カ所。

  資金調達ルートを広げるため市場化方式を採用して、インフラ整備を進めていく。九寨黄竜空港が9月末に運行を開始するほか、九寨溝などの観光地を結ぶ高級自動車道や九寨天堂国際コンベンションセンターの建設、移動通信ネットワークの整備なども間もなく始まる。