「国際自動車シティ」建設へ 上海市嘉定区


上海市の胡延照副市長は10日、「第1回中国自動車サミット」の一環として開かれた「嘉定自動車フォーラム」の席上で、上海自動車産業の主要な生産拠点である嘉定区に「上海国際自動車シティ」を建設する構想を明らかにした。自動車産業の生産、研究開発、商取引、展示、モータースポーツ、観光、現代的都市などの機能を集めた「自動車社会」づくりを目指すプランだ。 

「上海国際自動車シティ」の建設予定地には、すでに上海フォルクスワーゲン(上海VW)が進出している。予定地の総面積は68平方キロメートル、最終的な投資額は500億元に達する見込み。このうち上海国際サーキットや国家クラスの車両検査測定センター、中古車取引市場などのプロジェクトはすでに完成している。商取引エリアでは、自動車の取次販売会社やディーラー20社あまりの入居契約が締結された。嘉定区の担当者である陳先国氏によると、世界三大レースの1つ、フォーミュラワン(F1)の主催者は、今年から2010年までの7年間、上海グランプリを嘉定区で毎年開催すること決定した。陳氏は「これで嘉定区の国際的な知名度が大幅にアップし、自動車観光など現地の文化的産業の発展を促進するだろう」と語った。

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