北京・頤和園、清朝時代の完全な姿に復元へ 北京市にある清代の皇室庭園、頤和園では、かつて田園風景の広がっていた「耕織図」エリアの復元工事が進められている。工事は総工費1億元。まもなく工事最終部分となる陳列室内部の配置が完了する。完成すれば、頤和園の前身「清イ園」時代の姿が完全に復元される。「耕織図」エリアは面積28ヘクタール、清の乾隆15年(1750年)に着工した。江南地方の水郷地帯を模した川や湖、水田、養蚕用の桑林などの田園風景が広がり、風情あふれる名所だったが、1860年に英仏連合軍によって焼き払われた。「耕織図」エリア復元工事は、本来の姿そのままに復元する原則で、現存する光緒帝時代の図面をもとに作業を進め、多くの建築物を復元した。
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